スペースバランシング
先日チラッと話した「顔立ちによる印象」の話、
ご要望があったのでちょっと詳しくお話ししてみますね!
興味がある方は参考にしてみて下さい。
これは「スペースバランシング」といって、顔のどの部分に余白があるかによって印象が変わる、という話です。
基本となる顔のパーツを、大きさや形は一切変えず、位置だけを動かしてみます。
上下余白タイプ:おでこと顎が広くなるようにパーツを動かしました。顔全体が短く見え、可愛いという印象を持ちます。
上下間余白タイプ:上下“間”なので、目から口までの間が広くなります。顔全体が長く見え、大人っぽいという印象を持ちます。
左右余白タイプ:上下はそのまま、左右の余白が増えるようにパーツを動かしました。眉・目の間が狭くなり、鼻筋が細く見えます。真面目・几帳面という印象です。
左右間余白タイプ:目と目の間が広くなるように動かします。おっとりとしていて優しそうという印象になります。
下余白タイプ:基本の顔立ちを、位置関係はずらさずそのまま少し上に動かしました。顎が広くなり、しっかりとしている・知的な印象です。
上余白タイプ:基本の顔立ちを、少し下に動かします。おでこが広くなり、子供っぽい・ベビーフェイスという印象になります。
このように、形や大きさは一切変えなくても、位置の違いだけで印象は変わります。
漫画やアニメのキャラでも、年齢の低いor子供っぽいキャラは目が下の方にある・目が大きい(下の方にあるように見える)、
逆に年齢が高いor大人っぽいキャラは目が上の方にある・目が小さい(上の方にあるように見える)というキャラデザインをされていると思います。
しかし、メイクをすればこれらの印象はかなり変わります。 たとえば、目尻を強調するようなメイクにすると左右間余白タイプに近くなり、優しい印象になります。
最近のギャルメイクはだいたいこのメイク法です。
また、チークを鼻の横(からちょっと下あたり)から目尻に向かって楕円形で入れると、大人っぽい印象になります。
写真を撮るとき、カメラを少し上にして見上げるようにして撮ると、遠近感が出て上余白タイプに近くなるので、若く可愛く見えたりもします。
男性は、下余白タイプの要素を持っている人が多いそうです。このタイプは知的つまり頼りがいがあるという点で、男性にはあった方が良い要素ですよね。
もちろん、位置関係だけでなくそれぞれのパーツの形も、重要な要素です。
眉・目・鼻・顔の輪郭 が、曲線的であれば子供っぽい印象に、直線的であれば大人っぽい印象になります。
これが髪形と組み合わさることによって、様々な印象に変わります。
大まかに言うと、
こんな感じです。
スペースバランシングの話も含め、完全にこれらの項目に当てはまる人もいれば、複数の要素を持っている人も大勢います。
自分がどういう顔立ちなのかを知れば、どういうメイクどういう髪形が似合うのかもわかるし、なりたい印象に近づける方法もわかるので、是非一度スッピンの状態で鏡を見て研究してみて下さい(^^)
以上、顔立ちと印象の話でした~