Dハロ衣装作ってみた in 2016
今年もハロウィンの季節がやってきました。そして気づいたら終わっていました。
ハロウィンといえば?!ディズニーハロウィ〜〜ン!!
毎年恒例になりつつある、会社の同期ちゃん達との『Dハロ』参加
実はこのブログで一番読まれている記事は、
去年の
これなんですよね。
KAMIJOレポの方が圧倒的に数書いているのですが、世の中のDハロの人気ぶりたるやこれほどまでか!!ってカンジです。ありがとうございます。
今年は去年よりちゃんと記事を書こうと思って制作していたので、やや写真数が多いですが、相変わらず『作ってみた』になりました。
さてまずは!今年のターゲットキャラクター!
実は実は去年まで、パレードやショーのダンサーさんコスプレはグレーゾーン扱い(公式NGとは言われてないけど、OKとも言われていない、微妙なライン)だったのですが、今年からは晴れて公式OKになりまして。
そしてディズニーシーでのコスプレも”お試し”ではなくちゃんと解禁になりましたので、今年は『テーブルイズウェイティング』合わせになりました( ´ ▽ ` )ノ
私の担当は ナプキン ちゃんです。
ちゃんとイメージボードを作りましたよ。
早速作っていきましょう!
とりあえず生地や付属を調達。
今回の大事なポイントは『生地のハリ感』だと思いましたので、ハリがしっかりあるものを選んだ結果
おねしょシート・・・・・にも使われる防水布にしてみました。
(おそろしく気密性の高い衣装になる予感)
ところが実際やってみると
し、しなしなやんけ!!!!! あかん!!!!!
甘かった。ナナメプリーツに耐えるにはもっと硬い生地じゃなきゃあかんのや!!
(パターンをひく工程もかなり試行錯誤していたのですが、写真撮り忘れたので割愛します)
ということで、
不織布接着芯のかったいやつを買い足して、裏面にびっちり貼り付けてやりましたところ
シャーーーーー!!これや!!☆
ちなみに、このスカートは「前後」「前寄りの脇から後ろまで」「後ろだけ」という3枚仕立てになっており、これはその「前後」にあたる部分です。
そしてこれが「前寄りの脇から後ろまで」の縫製前の状態と、
(なんかイカみたい)
これをくっつけた状態
だいぶそれっぽくなってきたところで
小ワザ紹介。たぶんもう知れ渡っていることだと思いますが・・・
消せる筆記具として有名なフリクション、実は布にも使えるんです!
パターンを布に置いて、フリクションでなぞる。
アイロンをかければ色は消えるので、全くわからなくなります。
学校で作品を作る時にやったら先生に怒られますが
趣味で作るくらいならコレが使える!横着したいズボラさんには大変オススメ。
トワル修正なんかもコレでいけちゃう。直接書いても綺麗に消えます!
さてではそろそろ上半身をつくりますよ。
と思ったところ、これがまぁ〜〜〜よくわからんパターンになっており
大変四苦八苦したので
写真撮っていない!!!笑
とりあえず構造を解読してパターンを作って裁断して縫製して繋げたところで我に帰りここだけ写メ撮りました笑
こんな感じでした。
そんで、一番難解だったのが袖の構造なんですけど
公式の写真を見る限り袖下マチとかついててかなりめんどくさ本格的だったんです・・・けどちゃんと作ったよ。後々着てみてわかったんですけど、確かにマチないと腕あがらない。
ボディーがだいたい出来てきたところで、こいつを施します。
ぽぽぽぽぽ
はい。
頭のリボンいきましょう。
これは、片面に先ほどの不織布の硬い芯地をはり、リボンの裏面にあたるもう片面にドミット芯を挟み、ふっくら感を出してみました。
ん〜〜〜。ちょっと理想形と違うけど……
これを大きさ違いで4個。
(頭×2、腰×1、足首×1)
紫のリボンは縫製ではなく(サテンは糸調子をしっかり合わせないとピリつきが目立つのと、今回は厚地用の針を刺しっぱなしにしていて交換が面倒だったのと、紫の糸を買うのを忘れていた、っていうズボラな理由により。。笑)
両面テープで貼りました。笑
リボンの裏に両面テープを貼る作業が若干しんどいけど、仕上がりはなかなか◎
スカート部分にひらりとかかるリボンと、右脚に巻きつくリボンもついでに作ります。ひらりとかかるリボンにはそこらへんにあった針金を仕込んで動きがつくように。写真撮るの忘れました。
そして難関のヘッドですね。
これは行き当たりばったりって感じで試行錯誤……
頭の上の部分と下の部分に分けて考えたほうがわかりやすかった。
これは上の部分。頭頂にむかって少しずつプリーツの幅を広げて、立体感を出すかんじ。
これを外側からまつり縫いで仕上げますよ。
ミシンで中縫いしようとも思ったけど、難しすぎて結局手縫いした。
次に下の部分。
頭のカーブに沿わせるためには布地をバイアス方向に取らないといけないので、こんな感じに畳んでいきます。
合体させるとこう。
大きさや幅はその都度かぶってみて調整。
続いて、今回の衣装の造形部門『金のベルト』をつくりま〜す
これは出来れば避けて通りたかった・・・んだけどしょうがない。
(工作苦手)
まずはウレタンボード(ライオンボード)を切りまして
熱をかける。
ドライヤーの温風でもいいけど、手っ取り早いのはアイロン。
アイロンはどうしてもアタリが出るので、これをそのまま使う場合には向いてないと思うんですが、今回は上から布を貼る予定なのでガンガン高温でアイロンをかけます。
熱が加わるとボードが少し柔らかくなるので、冷めないうちにグイグイ引っ張って形を作る。やけど注意。
するとこうなる。
やるまでは面倒だけど出来ると楽しいな!
で、こいつに両面テープをびっちり隙間なく貼り付けて、上からこの金ぴかの布を貼ります。
両面テープを少しずつ剥がしながら、少しずつ貼っていくのがいいみたいですけど
結構難しかった……思ったより綺麗にできなかったけど、まぁいいとしましょう……(納得はしていない)
で、これの上下にあるチューブ状のやつも作ります。
まずはこれ↓
コードを束ねるヤーツ!
を土台にします。
これを、筒状に縫ったフェルトで包みます。
なんだこれ。
これに、先ほどの金ぴかの布を貼ります。
なんだこれ!フルートみたいやん!(元吹奏楽部フルート奏者)
で、これの縫い代を利用して、先ほどのウレタンボードに接着します。
うん………。やっぱ本体のヨレが大変気になるところではあるが……。
対して伸縮性のない布をこういう曲面に貼るのはそもそも難しいんだよね、うん。
そして本当ならこの表面にも模様があるんですけど、
試行錯誤した結果、全くうまくいかず
透明ボンドで書いてみたけど乾いたら気泡がすごくてダメだったり、グルーガンは乾くと白濁してしまってダメだったり、グルーガンの上から布を貼ろうとしたけど模様が細かすぎて出なかったり・・・どうにもうまい方法が思いつかず、断念しました;;
で、素揚げ!じゃなくて仕上げ!
肩や胸の部分にワッサーー!!と入っている黄色いオーガンンジーのふわふわを超特急で作りますよ。
この時点で、本番の前日夜9時でござる。やべえ。
ひたすらオーガンジーを等幅で切り、巻きロックで端の始末をし、端にギャザーミシンをかけ、ギャザーを寄せてアイロンでつぶす。
×9枚!
つっこむ!!
もうちょっとだ!!
先ほどのリボンをヘッドに合体します。
とにかく便利なのがこいつ。
100均に売ってる、粘着性のマジックテープ!こいつの粘着力はあなどれない。
これを適当な大きさに切って、ヘッド部分とリボンにくっつけ、貼り付ける。
マジックテープなので着脱も可!
はい、できたよーーー!!!
靴は市販のベージュのパンプスを塗装。
金スプレーの方が手早く綺麗にできるらしいけど、手元にたまたま金色のアクリル絵の具があったので手塗りしました。
さぁーーーーーーて本番ですよ!!
まずは毎年恒例の 同じ角度で
全身〜
着用して撮ってみると、意外と金ベルト部分のヨレが気にならなかった。
さてさて、自慢の同期ちゃんたちをご紹介します。
かわいいでしょーー!!
天気が悪くてなかなか外に出られなかったんですけど、雨が上がった一瞬を狙ってテーブルイズウェイティングの客席前に行ったら、キャストのお兄さんがステージ前まで連れて行ってくれて、写真を撮ってくれました。よかったー!
改めて5人並んでみると色のバランスもいい感じなんだよね。誰が何やるか決める時はそこまで考えてなかったんですけど。
本物との比較画像も作ってくれましたよ。
上が本物、下が私たち
悔いの残るところもあるけどほんと頑張ったよね…。
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
楽しかった〜。同じTIWの別衣装の仮装をしている方もチラホラいて、一緒に写真を撮らせて頂いたりしました。
このショーは残念ながら来年の3月で終わってしまうので、今年のDハロでやれてよかったです。
来年は、今の所、ディズニーランドのハロウィンパレード『ハロウィーンポップンライブ』になる予定!