本:太陽の塔
太陽の塔 (新潮文庫) (2006/05) 森見 登美彦 商品詳細を見る |
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久々に本ログ追加。
「彼らは根本的に間違っている。なぜなら、我々が間違っていることなど有り得ないからだ。」
華とも女性とも縁がない大学生活を送る「私」。そんな「私」にも、恋人が出来た。しかし彼女は、あろうことか私を振ったのであった!
「私」と、強烈な3人の友人たち。クリスマスが近づく京都の空の下、男汁したたる4人の男共が巨大な妄想力と共に疾走する!
レビューを読むと、「失恋した男に読んでほしい」とありましたが、失恋していない女が読んでも面白いです(笑)私の場合、失う恋すら持っていないとも言いますが←
男4人がつるむ馬鹿馬鹿しさもあり、ちょっとロマンチックな描写もあり、最後にはちょっと切なくなったり。さすが森見氏である。
愛読書研究の途中で気付いたのですが、これに出てくる高藪は、樋口氏や四畳半神話大系の「私」と同じ、下鴨幽水荘に住んでるんですよw